2019-10-28 手 嘘とか格子に雁字搦めになって、 そこから抜け出すためのロープを、 次から次へと紡いでいる 永遠に続く海から這い上がるために泳ぎ続ける そんな旅をしている 道程に何か見つけることしか 楽しみになんてならんのよ 空をにらんで駄々をこねても べつに何にもなりはしないんよ どちらも等しく何もない せめて手だけは繋いでいた