ロータストリュフトキ、鶴、鴨、ハト！

自分を振り切る速度をずっと求めてるの、すごく情けないな。

自分が自然と思いつくようなことのまま動いていてはいけない、それはとても大事なことであるからだ。何かが違う、身の毛がよだつようなことをいつでもやり続けなきゃいけない。それは、同時に、「身の毛がよだつ自分」が常にいなければいけない、ということ…

おとろまとろえとろことろうとろとろいとろくとろあ、とろ

ともしびにしたがって、やみのみちをいけば、いずれいきつく川沿いの先。そこなるかみの、おわしますやしろは、「よすがのとおり」と呼ばれるばしょで、きせつになれば、となりのこどもらが相撲大会をひらく。まあるい土俵にこどもらはあがって、はっけよい…

好天、荒天、交点、公転、後天、いろんなこうてんがある。小松菜を齧る。しゅわっと水の味。好転、後転、好天、荒天。動物園で虎の吐息を嗅いだ。公転、公転、自転。その場でぐるぐる回ってみる。バレリーナのよう。時計のことを思い出して、それから太陽系…

裏切り者に囲まれて、遠くの青い空を一瞬仰ぐ。赤茶けた砂が風に俟って、フゥと一息ついた。機械でできた右腕を振り翳して裁判のようにガツン、ガツン！桜の花びらがばっと舞う。彼はモックアップに過ぎない。夜が、朝が、太陽が、星が、頭上を回り続ける中…