かけへん 欠け片
過ぎ去るべきものが一瞬で過ぎ去ることを意識もしてなくて、今になってそのことに気づくのだけど。 尊いと思いながらそのときを過ごすことと、何でもないまま過ぎていくことの、果たして本当にどちらが尊いのか 思い出になってしまえばおんなじなのか 思い出…
三ツ矢サイダーの匂いがしたので 僕はあの日に帰ることにした 皮膚の感触は二酸化炭素に分解されて 泡の隙間に光が見えた 青い緑の匂いがしたから 僕はいつかに帰ることにした ほどけた思いとくだけたアイスが あつい陽射しに解かれていった
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