2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧
でわれわれの視界が作られている 自分では想像もつかないくらい小さなものまで無意識に記号化して認識しているし、そういったものを集合体としてまた新たなものとして理解しているし、高度な認知にみえて、とても歪でガタガタの町並みのようだ。スプロール現…
さくら、と口だけで呟いた
電車の窓からみえる景色はこんなにも切ないのに、この町には全て名前がついている 僕は名前のない町に行きたい 行き交う人も、何も誰も知らない、そんな町の中、僕自身も知らない誰かになって、その中に逃がしてやりたい 本当はどの町のことも知っちゃいない…
電気信号になった意識が、全身の物理的な回路を一斉に駆け巡っている。 身体の隅々に、掃き残した埃のように溜まっていた記憶の粉が宿っている。 一つ一つその電気で纏い取って行った。 鱗粉をまとった蛾のような様相だね。 ふらふらばりばりと、まるで機械…
はやにえっていうのは、もずっちゅう鳥が木に刺す獲物のこってすわ。 大きいもんもなるし、神っぽくてええよ。
最近の自分が、ますます嫌なやつになってる実感がある こうやって必死に言葉を絞り出しては、あとでウゲエって思うことがますます増えた 嫌なことならやらなきゃいいだろ!ちゃんとしろ、わがまま言うない!偉そうにしない
真っ黒い魚の骨のよつな木々の枝はよ 凍える夜の並木路の思い出だうた 目眩く銀河の流れに飲まれて行った 仄めく無限の光に分解されて行ったよ 思い出は 星空の柄をあしらったホーローのカップ あついミルクの角砂糖 奥歯で砕いた石英の粒々が、 腸をとおっ…
「永遠を信じるか?」 まるく、まるく。 自然と一括りに呼ばれる、彼らの姿をみればみるほど、輪廻というには、永遠の一貫した流れであるし、それでいて、いつまでも円を描きながら、ぶれながら、さながらぼくらが算数の授業でしていたように、円を描くわけ…
まぐるもぐるぽぐるぽぐふ ソクラテス!ソクラテス!ソクラテス 財布開いたらお金なかった。 路地裏の露店番長屋さん。 そこの近所の番頭やさん。 固い空気吸ったらプラスチックみたいだった。