2016-12-08 星空の柄 真っ黒い魚の骨のよつな木々の枝はよ 凍える夜の並木路の思い出だうた 目眩く銀河の流れに飲まれて行った 仄めく無限の光に分解されて行ったよ 思い出は 星空の柄をあしらったホーローのカップ あついミルクの角砂糖 奥歯で砕いた石英の粒々が、 腸をとおって、 飲み込まれて行った