言葉との対話

ひとつひとつの思いが、

花が咲くように約束をして、

果実をつけるように連なった。

手を引かれて遂に落ちる

その時ばかりは

 

天気がいいのは

ぽっかりと空いた穴が

透き通っているからで

否が応でも進まなくては!

靴底は薄くなっていく

 

枯れた草木はどこへゆく

はしる命に

はしる命にもはや

約束はない

汚れた爪

まぐれあたりでも

青い土、焼けた肌

 

工事現場の大重機は

そのまま化石にでもなっていそうな

ジュラ紀白亜紀オーパーツのようだ

 

ラクダの奇妙な形を

考えたことがあって...

(砂塵が旅に連れ出した)

 

まぐれあたりでも

青い土、焼けた肌

 

暗い空想、白い雲、広い海

縮れた髪、汚れた爪

青と白、白と青、

砂塵が旅に連れてった