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早贄2

飛行機にのって、プロペラ機にのった。

もそっと広がる積雲は、飛び上がってみるとまるで天井だ。

本当なら人間はそんな高さをこんな風に知ることはなかったんだろう、山登ったら見えるけど。

神様がいるなら、陸の天井に雲を作ろうったって、それも遠くから見たらふわふわしてて乗っかったら気持ち良さそうなもので、なのに実際には文字通り霞のように僕らを固定することのできないもんで、しかもこれの色を白にしたっちゅう、それはもうものすごいセンスだ。天才だ。

上に上がったら真っ白い世界で、しかも陸にはその白い天井の影を受けた模様が、ただの陰影としてだけ映し出される。

そしてその上何重にも天井のレイヤーを作っとくという。天才的なデザイナーだぜ。最高の仕上げだ。

ケーキみたいな地球だ!