海の青さと空の青さ

まつれば問うた。

 

うだるような暑さのなかで,自転車をからから漕いで。

視界が白み,意識もうすらいで,いのちが空気に融けるのを感じる。

心拍が聞こえた気がしたけど,すぐにいなくなった。

みんな立ち去っていった。

コンクリートから陽炎が滲み出ていた。セミの声はまだしないなあ。

 

 

 

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