暮らし待ち

やまびこ跳ねる。

キシダヨ！キシダヨー！ヤ！

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真っ白な、音のない空間に、立ち尽くした。
足を踏み出すと、その音が咲く、咲く。
また真っ白い花が、その跡に咲く。

地面と空の境界だけは、うっすらと見えるので、
境界に向けて、進んでゆく。真白い雪がひらひらと降りてくる中。

足に咲く音、足跡に咲く花が、散った後は、
この地面の下に、真白い雪となって、そこへ降りていくのだ。

うまく言えないな。伝えないと。ってな。

キシダ。ヨー。ヤ！

ってな、って何やねん。むっかー！！！！！