会う家。

三日間降り続いた雨を抜けると、町はすっかり5月だった。
少し前まで若い黄緑色だった山の木々は、はっきりと色を濃くした。
午前10:30の町は往来も賑やかで、一日の動き出しの、意気揚々と人々が行き交う。
それでも、家の近く住宅街に入ると。穏やかで、道に葉っぱが風にぱらぱら音を立てる。
タバコを吸う自転車のおじさんが、僕をゆっくりと追い抜いていった。



会う家。ここは、会う家、会わない家。ァウイエァ。


今日の一曲

燃える、想い / bloodthirsty butchers